日頃から生活で活躍しているエレベーターですが、基本的に長期的に使われる場合がほとんどです。
長く使っていると当然ながら劣化し、壊れやすくなりますが、エレベーターが壊れた場合事故につながる可能性が多いです。
その際修理を施さなければならない訳ですが、どうしても大掛かりな施工工事なので多額の修理費用がかかります。
一口に修理費用といってもどのくらいかかるのでしょうか。
エレベーターの状況により大きく異なりますが、リニューアル工事の費用と相場を調査してみました。

リニューアルでのパーツ交換

リニューアルというからには一斉交換となりますが、エレベーターも電気の製品なので様々なパーツが稼働しています。

機械室の重要なパーツ

稼働させるための中核となる機械室には巻上機や制御盤、モーター等がありますが、これらは代わりが効かない重要な部分です。
ここが壊れてしまったとあらば費用は馬鹿になりません。
施工工事の会社によってはここだけで数百万取られることもあります。

かご周辺のパーツ

次に重要なのはかご周辺昇降路のパーツです。
人間が実際に昇降する部分周辺のパーツであり、ここが欠損しても安定した稼働はしません。
自動ドアの性能を担うドアコントロールや外部と連絡を取るインターホン、階数表示且つボタンの機能にもなる操作盤等、日常的に目に付くものです。
基本的に人が触れるものになるのでここにも欠陥が起きていてはなりません。

その他のパーツ

ここからは付加機能ですが、地震や停電の際に管制運転を行う装置やドアセンサー等もあります。
前述したものより費用は落ちますが、それでも大掛かりな施工になるので値段は少し高いです。

エレベーターの種類

さらにエレベーターには種類があり、ロープ式と油圧式というものが存在します。
この如何によっても値段は若干変動があります。
また機種も存在し、機械室の有無もありますので、それによっても値段の変動は有り得ます。

リニューアル工事の相場

それでは相場は大体いくらくらいになるのでしょうか。
東京近郊のリニューアル工事を行っている東京エレベーターでは、大体工事費用は300万円から1500万円と謳っています。
全撤去や準撤去、部分リニューアルなど、工事の程度やエレベーターの状況によって大幅に異なりますが、大体の相場はこの辺りと言われています。
また、独立系かメーカー系か、施工業者によっても大幅に異なりますので、現在のメンテナンス会社やメーカー系独立系に関わらず、保守契約も含めて数社のエレベーター会社を比較することがオススメです。

リニューアルのメリット

リニューアル工事をするメリットはたくさんあります。
もちろん、人を乗せる物であるため、事故を未然に防ぐためということにもなりますが、劣化した機種はとにかく電気代が高いです。
古い機種は昔のものというのもあり、機能が最先端ではなく、今のパーツに基本的に導入されているパーツが入っていません。
今家電は電気代を抑える工夫が施されていることが多いですが、これに関しても例外ではありません。
リニューアルをすることにより今より電気代を抑えることができるため、施工費用がかかってしまってもこちらでアドバンテージを取ることができます。
つまり劣化した機種に乗っているということは命の危険でもあり、電気代の過払いにもなっているのです。

エレベーター工事費用の相場、今と昔

では昔と比べて相場の変遷はどうなっているのでしょうか。
昔のパーツは勿論稼働させるのに十分な性能をもっており、今日まで長く稼働している機種は多いです。
しかし今現代の機種は大きな変化を遂げています。
日常的に乗っていればわかることですが、最近は階数の表示が液晶だったり、揺れの少ない快適なモデルであったりします。
大型ショッピングモールや大手企業などに導入されており、今日の我々の移動方法に変革をもたらしています。
この大きな変化の分、技術革新はどうしても安価で取引はできません。
つまり昔より相場は高くなっているのです。

これらリニューアルは修理に限ったことではありません。
前述した最新機種が導入されている場所では、内部の装飾も絢爛なものになっています。
床に敷いてあるマットが高級なものであったり、壁紙が貼ってあったり、照明がLEDのものであったりと見栄えがかなり良くなっています。
これらの装飾に関しても同じリニューアル会社で担われています。
これらの施工費用は修理と比較して安価なものになっています。

それでも数百万は手が出しづらい、といった方が多い現状です。
そこで大規模修繕設計管理協会というのがあります。
これは本案件のような大規模な改修に関する助成金が受けられるというものです。
サポートの事業にもよりけりですが、最大で1000万円の助成が受けられます。
前述した最大額の1500万円を提示されたとしても負担金は500万円で済むのです。
こうした中小企業等を応援するサービスはたくさん溢れているため、こうした補助を受けるのも一つの手です。
厳正な審査に通る必要がありますが、診断自体は無料で受けられるため、一度審査を受けてみるのも良いでしょう。

最後に

エレベーターの改修や施工は決して安いものではありません。
しかし場合によっては玄関のようにマンションや企業、店舗の顔ともなり得る大切なものです。
機械故にどうしても劣化が出てきてしまうため、定期的にメンテナンスが必要ですが、安全性や見栄えを鑑み、思い切って業者に依頼をした方が良いです。
事故等を起こさない高性能な機種が世に出回ることが重要です。