私たちはマンション、ホテル、ショッピングセンター、商業施設などで、当たり前のようにエレベーターを利用しています。
しかしいくら建物がきれいで立派であっても、エレベーターの中に入った時に、汚れが目立っていたり、悪臭が漂っていると、その建物自体のイメージは下がってしまうことでしょう。
多くの人に快適に利用してもらうためにも、定期的に掃除をし、それと同時に臭いや汚れ対策も行う必要があります。

エレベーターの清掃方法

それではエレベーターの清掃方法と消臭方法をご紹介します。
時間がかかる項目や、細かい部分もありますが、定期的に掃除することにより、清潔さを保つことができます。

スイッチは染み込まないように拭き掃除


最初にスイッチの掃除を行いましょう。スイッチはエレベーターに乗った人が、必ず指で触る部分です。
そのためスイッチ部分には手垢や脂分など、多くの汚れが付着しています。
スイッチ部分を掃除する場合には、水や中性洗剤を含ませた柔らかい布を使って拭きましょう。
その後、乾いた布で水分を拭き取れば掃除ができます。中性洗剤を使用する場合には、1パーセントほどに薄めたものを使うようにしましょう。
ボタンの内部に水や洗剤が染み込んでしまうと、故障の可能性も考えられるので、雑巾などの布はよく絞り、内部に染み込まないように注意しながら掃除を行うようにしましょう。
また内部のスイッチだけでなく、すべての階のスイッチや周辺部分もしっかりとふき取るようにしましょう。

かご内部の清掃


次にカゴ内部の掃除方法です。基本的にはスイッチと同じような清掃方法でよいでしょう。
内部につや消し仕上げ面がある場合には、粉末洗剤は使用しないようにしましょう。
近年では手すりが付いているエレベーターも多く見られます。
この手すり部分も、利用者は知らないうちに手をかけていることが多く見られます。手すりも手垢や油汚れがこびりついているでしょう。
しっかりと拭き取るようにしましょう。

床は掃き掃除やコロコロ


次に床の部分です。床はほうきや掃除機で、ごみやほこり、泥などをしっかり取り除きましょう。
細かいほこりや髪の毛が落ちていることもありますが、床がマット状になっている場合には、このようなものはたとえ掃除機でも吸い取りにくいものです。
このような場合には、粘着式のコロコロローラーを使用すると、取り除きやすくなります。
床がタイルであれば、よく絞ったぞうきんやモップなどで掃除をした後に、同じように乾いた布で水分を拭き取りましょう。
マットは定期的に外して、きれいにする必要があります。広い場所でマットに水を流して、タワシやブラシなどでこすります。
マットはたいていの場合、分厚いので、太陽の光によく当てて乾かす必要があります。
天気を考えながら、掃除に適した日を見極めるようにしましょう。
内部には決して水を流してはいけません。故障の原因にもなるので、水気は厳禁です。

敷居の溝も忘れずに


そしてドアの敷居の溝もきれいにする必要があります。溝には泥や小石、ごみなどがたまりがちです。
そのままにしていると、ドアの開閉がスムーズにいかなくなったり、故障の原因にもつながるため、定期的に掃除をする必要があります。
溝にたまったもの取り除いてから、乾いた布でしっかりと拭きましょう。

エレベーターの消臭方法

次にエレベーター内の消臭方法をご紹介します。
視覚的に綺麗になっても、不快な臭いがすれば印象は悪くなります。
しっかりと対策をしておきたいところです。

悪臭の原因


エレベーターは多くの人が利用します。
シャンプーのいい匂いが漂うこともあれば、体臭がきつい人が乗ることあるでしょう。
また夏場では多くの人が汗をかき、さらには内部は密室空間であるため、臭いがこもりがちになってしまいます。
そのほかに内部にこもりがちな臭いとして、カビが挙げられます。
その原因はエアコンの内部にカビが発生しているケースも多く見られます。


そしてたばこのにおいがしみついている場合があります。
一般的には内部は禁煙ですが、中には知らずに喫煙する人も見られます。
また乗る直前までたばこを吸っていた人が乗り込んだ場合には、利用者の息でうつってしまったり、喫煙者の服に染み込んでいることもあるでしょう。
そのほかには、たまった汚れに雑菌が繁殖してにおいが発生したり、ペットや子供のおむつも原因となるでしょう。
扉が長くしまっている時間が長く、空気の入れ替えも難しいため、嫌なにおいが発生するとなかなか消えることはありません。
そのためしっかりと臭い対策を行う必要があります。

臭いの元を取り除く


臭い対策としては、ニオイのもとを取り除くことが大切です。
発生源がわかっているのであれば、すぐにそれを取り除き、換気扇を強めに設定するなど、できる限りの空気の入れ替えを行いましょう。
さらには壁や床、天井までに、においがしみついていることもあります。しっかりと水ぶきをして原因を取り除きましょう。
原因を取り除くことができたら、消臭剤を使用します。
内部は密室であるため香り付きの消臭剤はやめましょう。
狭い空間に香り付きのものを選ぶと、ほかのにおいと混ざり合って、より不快なにおいになる可能性も考えられます。
多くの人が利用する場所なので、無香性のものを選ぶようにしましょう。
また化学物質を使用していない、天然成分でできた消臭剤であれば、密室で使っても安心です。

まとめ

こまめに掃除を行うことにより、清潔感が保て、建物としての印象が変わります。
また、エレベーター自体の寿命も長くなります。
掃除の当番や担当を決める、または清掃会社に依頼するなど、定期的に汚れを取り除きましょう。